IGR Ergonomics Innovation Prizeは、2021年にも授与されました。ミュンヘンの西にドイツ支社を持つ英国の顕微鏡メーカー、ビジョン・エンジニアリング社が、この賞を受賞しました。

IGR Institute for Health and Ergonomicsの審査員は、3回目となる「Ergonomics Innovation Prize 2021」の受賞者を、現代の人間工学のさまざまな応用分野を代表するさまざまな企業から選出しました。

Innovationspreis Ergonomie 2021 IGR Award in front of Lynx EVO stereo microscope

この賞により、IGRインスティテュートは、企業や組織が人間工学の主題に敏感になり、人間工学に基づいた製品開発と職場の設計を促進し、高品質の人間工学に基づいた製品とサービスを調達するためのオリエンテーション支援を提供することを目的としています。

今年の受賞者であるヴィジョン・エンジニアリングは、最新の光学顕微鏡、デジタル顕微鏡、検査・測定システムを開発・製造しています。接眼レンズを使わず、人間工学に基づいたこれらの製品の利点は、ビジョンエンジニアリング社が人間工学イノベーション賞を受賞する決定的要因となりました。

接眼レンズレス顕微鏡のコンセプトは、「Dynascope」、「Expanded-Pupil」、「TriTeQ³」という技術に基づいています。これらの技術により、接眼レンズのない顕微鏡検査が可能になり、従来の顕微鏡のように接眼レンズが内蔵されていないため、ユーザーは接眼レンズに直接目を近づけることなく、システムの前で快適で人間工学に基づいた作業を楽しむことができます。

周辺視野の改善により、ユーザーは自然な方法で手を調整できます。手と目の協調は、工具や物体の精度と可動性を確保するために、手直し、修理、操作、準備、その他の用途に不可欠です。

ヴィジョンエンジニアリングは、ユーザーが可能な限り人間工学に基づいた方法で作業できるようにし、生産性を向上させるよう常に努力しています。光学とデジタルの革新、人間工学に基づいたデザイン、ユーザーの作業パフォーマンスの最適化は、起業家のDNAの基礎です。

IGR innovationspreis ergonomie 2021 Stefan Summer of Vision Engineering

Leitung Marketing & Kommunikation Central EuropeのStefan Summer氏は次のように述べています。

「接眼レンズを使わない顕微鏡という当社のコンセプトは、人間工学に基づいた製品とソリューションを使用した革新的で持続可能なワークプレイスデザインに関しても、時代の神経を逆なでしています。だからこそ、2021年人間工学イノベーション賞を受賞したことを特に嬉しく思います。」