ダイナスコープDynascope 「アイピースレステクノロジー」

ヴィジョン・エンジニアリング独自のDynascopeは、接眼レンズを必要としないため、顕微鏡を使用しながら自由に頭を動かすことができます。この驚くべきテクノロジーは顕微鏡の科学を変え、世界初の真に人間工学に基づいた顕微鏡を作り出しました。

以来、当社は継続的に改良を行うことで、アイピースレステクノロジーを最先端なものにしてきました。 Dynascopeテクノロジーは2020年にクイーンズアワードを受賞したLynx EVOを初め、当社の人間工学に基づいて作られた顕微鏡に搭載されています。

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Dynascopeの仕組み

Dynascopeは、表面に六角形のパターンが配置された350万個を超えるレンチキュールを持つ回転マルチレンチキュラーディスクを使用しています。 これらのレンチキュラーは、それぞれ直径がわずか数ミクロンで、個別の画像形成面として機能します。

マルチレンチキュラーディスクを高速で回転させることにより、数百万の個別の光路が高鮮明で高コントラストの画像を形成します。これにより射出瞳径(人の目に届く光の直径)が従来の双眼顕微鏡に比べ約12倍の大きさになり、作業者にとって様々な利点をもたらします。

生産性の向上

Dynascopeアイピースレスマイクロスコープには従来の顕微鏡に必須であったアイピースがありません。対物レンズに入った光は最終的に幅広い光路となって作業者の目に届きます。従来の双眼顕微鏡では目に入射する光の径が小さいため観察中に頭を動かすと拡大像が見えなくなりますが、アイピースレスマイクロスコープは観察中に頭の位置を固定する必要がなく、自由でより適切な姿勢で観察を行うことができます。観察作業が簡単になるため、作業効率と生産性が向上します。

真の人間工学に基づいたデザイン

周辺視野を遮るアイピースがないということは、観察中に顕微鏡を通してみる拡大像だけではなく作業エリア全体を視界に入れることができます。これにより、拡大観察下での手作業など、顕微鏡で見ている範囲の外からツールを操作するケースなどで手と目の連携が取れるため作業性が格段に向上します。作業者は普段着用している眼鏡や安全ゴーグル越しに観察することもできます。

3.A-True-Ergonomic-Design-Lynx-EVO-peripheral-vision-feature-image

Dynascopeの違い

ヴィジョン・エンジニアリングの顕微鏡を使用したことがなければ、従来の顕微鏡との違いに驚くことでしょう。接眼レンズを調整する必要がなく、ビューワーを覗くだけで明るく鮮明な立体像を得ることができます。一日の中で顕微鏡を使う時間が長く、さらに作業効率・生産性の改善をお考えであればDynascopeを搭載した実体顕微鏡の導入をお勧めします。