対物レンズの選択は、個々のアプリケーションやユーザーの好みによって異なります。観察物を観察または検査するとき、目的とした観察対象が大きな視野を必要とする場合は可能な限り低倍率で、高倍率での観察を必要とする場合は8倍以上の倍率を選択されます。 また、観察物が立体的で奥行方向に広範囲に焦点を合わせる必要がある場合は深い焦点深度のレンズを選択します。ピンセットなどツールを使った細かい作業(電子部品のリワーク/はんだ付けなど)の場合は、作業空間を確保する必要がありますので作動距離(ワーキングディスタンスWD)の大きいレンズを選択してください。