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紙検査の快適性の向上

画期的なリンクス顕微鏡に切り替えることにより、世界最大の紙製造会社が、従来の顕微鏡を使ったサンプル検査では避けられなかった疲労感や負担を軽減し、生産性を劇的に向上させました。

従来の顕微鏡の使用時間制限

The revolutionary Lynx microscope

オペレーターの目、首、背中の疲労を抑えるために、 Donohue では従来の顕微鏡を使った紙サンプルの手動検査を最大 2 時間に制限していました。

「紙の品質を一貫して最高に保つために、フィルター紙やパルプサンプルから加工済みの新聞印刷用紙に至るまで、製造プロセスのすべての工程において、当社ではサンプルベースの顕微鏡検査を採用しています。」 と Donohue 研究技術者の Frank Azzoli 氏は説明します。

「ただ、その性質上、非常に面倒で変化のない作業になることがあります。長時間、顕微鏡の前に座っていることを余儀なくされるわけですから。 そのため、当社のオペレーターは、重度の疲れを感じることなく 2 時間以上従来の顕微鏡を使うことは身体的に無理でした。 さらに、処理能力と検査の正確性を保つことにも苦労していました。」

アイピースレス光学技術

20 億米ドル規模のカナダ企業である Donohue は、世界トップ 5 に入る紙製造会社であり、年間約 240 万メートルトンのリサイクル新聞紙とあらゆるグレードのメディア紙を製造しています。 さらにカナダに 5 つの新聞工場と米国に 2 つの工場を持つ Donohue は、カナダと米国の 4 つのリサイクル拠点を持つ大規模な紙リサイクル業者でもあります。

最近 Donohue は、カナダのソロルド・オンタリオ事業所向けに、ヴィジョン・エンジニアリングのリンクス ステレオ顕微鏡を購入しました。ここではベイジー・コモー、シェルドン、テキサスにある Donohue の 3 つの施設から寄せられた紙のサンプルを検査しています。

リンクスはアイピースレス光学技術として知られる技術を利用し、ステレオ ビューイング(デュアル アイ)の柔軟性を確立した幅広いアングルを実現し。これにより、検査オペレーター スタッフは従来のアイピースをじっと見続ける必要がなくなりました。

「リンクス顕微鏡のデモが行われた時、すぐに感動しました。というのも、リンクスは数多くのメリットを提供する非常に画期的なデザインだったからです。」と Azzoli 氏は言います。 「外見はきちんとしていて、非常に高品質です。そして当社の今後のニーズにも対応できる柔軟性を備えています。」

抜群の自由度を実現するリンクス システム

ヴィジョン・エンジニアリングのリンクス システムを活用することで、ユーザーは観察中に最大 31cm 離れることができます。角度にも柔軟性を持たせることができるため、頭部を自由に動かすことができ快適です。これは、機器を使う際、オペレーターが正しい姿勢で座れるようになるからです。

アイピースレス技術により、ユーザーはメガネやコンタクトレンズを装着することも可能です。

「様々な顕微鏡作業の際の当社の検査オペレーターの姿勢が、即座に改善されました。そしてきわめて快適な状態でこの器具を使っているようです。」と Azzoli 氏は付け加えます。

「リンクス システムのおかげで、最長一日 5 時間まで紙のサンプルを検査できるようになりました。」

Donohue は 8 年間、従来の顕微鏡を使って、 0.6mm2 以上の粒子の紙の汚染計算と分類 (通常は 10 の分類) を検査してきました。

検査項目には、紙密度プロパティ、インク摘出状態 (フリーまたはアタッチ)、ラベルがどの程度効率的に付いているか、どの程度ホットメルト接着剤が剥がれているか、インク、プラスティック、ラミネート、砂利、砂、金属粒、繊維などの汚染量などがあります。 さらに、 Donohue は新規や既存の製造工程技術や汚染洗浄・除去システムの性能を評価するために顕微鏡を使っていました。

通常のステレオ顕微鏡は最大約 40 倍まで拡大しますが、リンクスなら 120 倍というきわめて高い拡大が可能です。 高い柔軟性と使いやすさを誇る検査ツールであるリンクスは、 Donohue からも高い評価を得ています。 Donohue は研究開発を始めとする数多くの用途にリンクスの使用を検討しています。

「現在 Donohue は、 リンクスの拡大性能のすべてを必要としているわけではありませんが、研究開発チームに対してリンクスを推奨しています。研究開発チームはリンクスの性能に感動しています。」と Azzoli 氏は言います。 「 0.06mm2 粒子紙汚染計算と分類測定用に、当社では 20 倍測定を使っていますが、 リンクスは簡単な対物レンジ交換だけでもっと詳細に渡る評価用の設定をすぐに行うことができます。」

リンクスの利点

言うまでもなく、高い拡大性能を備えたこの検査ツールは、他製品では実現できない解像度のメリットを Donohue にもたらしています。

「当初は、オペレーターがサンプルを検査できるように、高解像度のカメラやディスプレイ スクリーンを使うことを検討していました。」と Azzoli 氏は言います。

「ただ、解像度だけでは当社のニーズを満たすのに不十分でした。 それだけではありません。リンクスには 360 度以上の観察視野と周辺視野という強みもあります。 そのため、 Donohue のスタッフは顕微鏡の前に立ち、観察しながら話し合うこともできるのです。」

作業速度の向上

また、リンクスの使いやすさによって、 Donohue のオペレーターの検査速度が格段に向上しました。

「リンクス顕微鏡を導入する以前、当社のオペレーターは紙のサンプルを完全に検査するのに約 10 分から 20 分かかっていました。」 と Azzoli 氏は言います。

「リンクスは使いやすく画質も良いため、同じ検査でも今では 5 分から 10 分で終わるようになりました。つまり生産能力が向上したというわけです。

リンクスを導入する以前は、当社のオペレーターは顕微鏡を使う検査作業に恐怖すら感じていました。 ただ、その仕事をやらないわけにはいきませんでした。当社の統計上の確定条件を確実に満たしながら、ランダム サンプルの数を削減することはできなかったからです。」

「しかし、ヴィジョン・エンジニアリングのリンクス顕微鏡のおかげで、この作業は非常に簡単に、そして楽になりました。オペレーターは従来の顕微鏡を使う際には精神的に集中する必要があったため、頭痛や疲労感が避けられなかったのですが、リンクスを使い始めてからは頭痛や身体疲労に苦しむことなく、短時間で作業を終えられるようになったのです。 当社のオペレーターのストレスが軽減され、より優れた決定や測定を行うことが可能になったため、プロジェクトの納期を短縮でき、精度もアップしました。」

リンクスのデザイン人間工学によって、顕微鏡を設定することができ、オペレーターの手を煩わせることもありません。

「従来の顕微鏡は、検査の視野を十分に確保するために 30 度に手動で傾けなければならず、作業中に両方の手がふさがっていました。 リンクスの調整可能フローティング ステージでは、サンプルを好みの角度に傾け、そのまま固定することができます。 そのため、メモを取ったり、調べものをしたり、計算したりと、オペレーターは手を自由に使えます。顕微鏡作業中の生産性が大いに向上しました。」

リンクスを使用している Donohue のオペレーターは、リンクス顕微鏡が日常業務の質を変えたと言っています。

「リンクスを使用することで、オペレーターの生産性や検査精度が約 2 倍になりました。」 と Azzoli 氏はまとめます。 「実際、リンクスを使い慣れたら、車を運転するようにほとんど空気のような存在の検査ツールとなるのです。 必要なすべての操作が自動的に行えます。つまり、当社の現在と将来のニーズを満たすだけではなく、非常に短期間の間に元手を回収できるような非常に強力な検査ツールを手に入れたというわけです。」